畎畝(読み)けんぽ

精選版 日本国語大辞典 「畎畝」の意味・読み・例文・類語

けん‐ぽ【畎畝】

〘名〙
① 田のみぞとあぜ
浮城物語(1890)〈矢野龍渓六一「敵兵個々、皆な凸処、樹木、畎畝、を小楯に取り進来る」 〔蔡邕‐胡公碑〕
② 都から離れたところ。田園。いなか。
※宝覚真空禅師録(1346)乾・境致・畊道菴「業成畎㽗幾経秋、種稲方知稲得秋」 〔孟子‐万章・上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「畎畝」の意味・読み・例文・類語

けん‐ぽ【×畝】

田のあぜと畑のうね
田園。いなか。
「―の間より登庸し来りて」〈鴎外訳・即興詩人

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