畏憚(読み)イタン

精選版 日本国語大辞典 「畏憚」の意味・読み・例文・類語

い‐たんヰ‥【畏憚】

  1. 〘 名詞 〙 おそれて気をつかい、遠慮すること。
    1. [初出の実例]「ナポレヲンと雖ども猶畏憚するに至る、何ぞ其れ壮なるや」(出典:匏菴十種(1869)〈栗本鋤雲〉暁窓追録)
    2. [その他の文献]〔史記‐貨殖伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「畏憚」の読み・字形・画数・意味

【畏憚】い(ゐ)たん

おそれはばかる。〔漢書循吏遂伝〕、~(昌邑)王(賀)のちを面刺す。王、耳を掩うてちて走るに至る。~國中にんで皆畏憚す。

字通「畏」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む