畑野町(読み)はたのまち

日本歴史地名大系 「畑野町」の解説

畑野町
はたのまち

面積:六六・五五平方キロ

国仲くになか平野から小佐渡山地を経て、南海岸にかかる南北に長い町域で、東は新穂にいぼ村と両津市の岩首いわくび地区に、西は真野まの町と赤泊あかどまり村に、北は金井かない町に接する。町域のうち国仲平野の中央付近は「和名抄」にみえる八多はた郷に、北東部の現栗野江くりのえ付近は殖栗えぐり郷に、また南東海岸のまつさき付近は松前まつさき郷とみられている。「延喜式」記載の佐渡国神社九座のうち、町内には雑太さわた郡の物部もののべ御食みけし飯持いいもち越敷おしきの四社があり、ほかに松前神社を羽茂はもち郡の度津わたつ社とする説がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報