番謡(読み)バンウタイ

デジタル大辞泉 「番謡」の意味・読み・例文・類語

ばん‐うたい〔‐うたひ〕【番謡】

一番の謡曲全部を素謡すうたいでうたうこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「番謡」の意味・読み・例文・類語

ばん‐うたい‥うたひ【番謡】

  1. 〘 名詞 〙 一番の謡曲を始めから終わりまで通して謡うこと。囃子伴奏がつく番囃子と、伴奏のつかない素謡(すうたい)とがある。
    1. [初出の実例]「木枕鼓に番うたひ、腹のへるをかまはず」(出典:浮世草子・傾城色三味線(1701)大坂)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android