異時(読み)コトトキ

デジタル大辞泉 「異時」の意味・読み・例文・類語

こと‐とき【異時】

別の時。ほかの時。
「―は知らず、今宵は詠め」〈・九九〉

い‐じ【異時】

ほかの時。他日。

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精選版 日本国語大辞典 「異時」の意味・読み・例文・類語

こと‐とき【異時】

  1. 〘 名詞 〙 異なる時。他の時。別の時。
    1. [初出の実例]「是より先に、且別時(コトトキ)に、豊玉姫従容(をもふる)に語りて曰(ま)さく」(出典日本書紀(720)神代下(水戸本訓))

い‐じ【異時】

  1. 〘 名詞 〙以外の時。ほかの時。他日。〔空華集(1359‐68頃)〕〔漢書‐司馬相如伝・下〕

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普及版 字通 「異時」の読み・字形・画数・意味

【異時】いじ

別の時。のち。〔史記秦伝論賛〕然れども世に秦を言ふこと異多し。異時、事の之れにするるときは、皆之れを秦に附す。

字通「異」の項目を見る

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