異道(読み)いどう

精選版 日本国語大辞典 「異道」の意味・読み・例文・類語

い‐どう‥ダウ【異道】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語。仏教以外の教え。外道(げどう)
    1. [初出の実例]「猥述邪義、既同九十六種異道」(出典:七箇条起請文(1204))
  3. まちがったやり方。
    1. [初出の実例]「此身を外にしてとかくと云は、皆異道也」(出典:大学垂加先生講義(1679))

こと‐みち【異道】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 他の道。別の道。
    1. [初出の実例]「こと道より馳せ帰り」(出典:太平記(14C後)三八)
  3. 他の学問芸道
    1. [初出の実例]「和歌にも師匠はあれども、ことみちに替りて、師匠いらざる理あるによりて、師匠なしとは云へり」(出典:随筆・戴恩記(1644頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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