疎簡(読み)そかん

精選版 日本国語大辞典 「疎簡」の意味・読み・例文・類語

そ‐かん【疎簡】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 事の概略を述べた手紙。簡単な書簡。
    1. [初出の実例]「委細在参啓、且捧踈簡耳」(出典明衡往来(11C中か)上本)
  3. おろそかにすること。
    1. [初出の実例]「存忠節之由、前々知食之間、敢無踈簡之儀」(出典:吾妻鏡‐治承四年(1180)一〇月一六日)
  4. 遠ざかって親しくないこと。疎遠。
    1. [初出の実例]「戎王君臣の間をば疎間にもないで」(出典:史記抄(1477)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「疎簡」の読み・字形・画数・意味

【疎簡】そかん

粗雑。〔後漢書、竇武伝〕兄の子紹、~性疎奢侈、武(つね)に數(しばしば)切し相ひ戒むるもほ覺悟せず。乃ち上書して紹の位をけんことを求む。~是れに由りて紹~敢て犯する(な)し。

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