デジタル大辞泉 「疎」の意味・読み・例文・類語
そ【疎】
1 間がすいていること。まばらなこと。また、そのさま。「人口密度が
2 関係が薄いこと。うといこと。また、そのさま。「級友との仲が
[類語]


。ともに疋(しよ)声。疋は
(そ)。爻(こう)はあらめの模様。
は
の爻に代えて、
(そ)(あらい
)の
を加えた形。〔説文〕十四下に「
ずるなり」とあり、
通の意と、
野の意とに用いる。
野は粗野。字はまた疎に作り、
・疎は同字であるが、上
・
通には
、疎略・疎忽には疎を用いる。字に慣用上の相違があるが、いま同字として扱う。
辨色立
に云ふ、
瓦、
々美加波良(つつみかはら)〔名義抄〕
ヒラク・ウトシ・ウトムズ・ソネム・ツミ・ヲサム・シタガフ・トホシ・ノゾク・ホル・オロソカニ・オロソカナリ・ヒロシ・ヒロム・ケヅル・ウタタ・スル・ヱル・シル・ワカツ・シルス・マド・カヨフ・ツク・ホル 〔字鏡集〕
・疎 シル・ホル・シルス・トホル・フクロフ・トホシ・スカス・ヱル・ノゾク・ウトシ・コトハル・ヒラク・ワカツ・カンガフ・ウツヲ(ロ)ナリ・ウカガフ・ソネム・シタガフ・フサグ・ヒロシ・ケヅル・ハラフ・マコト・ツク・コトハル・カヨフ・オソシ・オホ(ロ)ソカナリ・ツクロフ・ワカツ・ヨソ・スル・クル・スカタ(ス)・ヱレリ・ヲサム・ムス・マドカ
(疎)・
shiaは同声。粗tsaも声義が近い。
略・
忽は粗と通用の義で、その義には慣用として疎を用いる。
穢▶・
悪▶・
畏▶・
佚▶・
引▶・
音▶・
韻▶・
雨▶・
影▶・
越▶・
遠▶・
解▶・
懐▶・
懈▶・
外▶・
隔▶・
豁▶・
闊▶・
簡▶・
緩▶・
玩▶・
頑▶・
棄▶・
記▶・
稀▶・
客▶・
挙▶・
狂▶・
愚▶・
虞▶・
決▶・
傑▶・
愆▶・
戸▶・
曠▶・
傲▶・
忽▶・
衰▶・
細▶・
鑿▶・
散▶・
食▶・
趾▶・
失▶・
写▶・
▶・
釈▶・
秀▶・
浚▶・
書▶・
少▶・
縦▶・
冗▶・
条▶・
状▶・
親▶・
水▶・
数▶・
斥▶・
戚▶・
拙▶・
絶▶・
舛▶・
賤▶・
▶・
▶・
▶・
奏▶・
▶・
鬆▶・
躁▶・
族▶・
属▶・
惰▶・
怠▶・
達▶・
脱▶・
誕▶・
緻▶・
竹▶・
注▶・
暢▶・
陳▶・
通▶・
逖▶・
徹▶・
宕▶・
▶・
廃▶・
薄▶・
髪▶・
比▶・
尾▶・
敏▶・
布▶・
附▶・
▶・
▶・
僻▶・
闢▶・
篷▶・
放▶・
朴▶・
末▶・
密▶・
明▶・
名▶・
妄▶・
▶・
網▶・
野▶・
▶・
庸▶・
▶・
嬾▶・
理▶・
籬▶・
略▶・
亮▶・
涼▶・
櫺▶・
▶・
陋▶・
朗▶・
漏▶・
鏤▶・
論▶
・稀
・綺
・義
・空
・決
・献
・交
・抗
・講
・自
・手
・書
・章
・上
・情
・親
・牋
・
・草
・奏
・注
・披
・扶
・敷
・分
・弁
・密
の俗字。のち、あらい、まばら、うといの意にこの字を用いることがあるが、上
・
通の意には用いることがない。束はものを束ねる意。その結束の
緩なることをいう字であろう。梁の簡文帝の〔初秋詩〕に「疎螢(そけい)」、〔論衡、非韓〕に「
黨疎
す」のように用いる。束ねることの疎緩であることから、疎遠・
疎の意となる。
)・
shia、粗tsaは声義近く、疎略・疎忽などには疎を用いることがある。
字条参照。
▶・疎緻▶・疎
▶・疎野▶・疎籬▶・疎林▶
疎・過疎・外疎・寒疎・間疎・寛疎・簡疎・頑疎・稀疎・空疎・
疎・森疎・親疎・生疎・拙疎・扶疎・密疎・離疎・林疎出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...