デジタル大辞泉
「疎」の意味・読み・例文・類語
おろ【▽疎】
[接頭]動詞・形容詞などに付いて、少し、わずかに、ぼんやり、などの意を表す。「疎おぼえ」「疎ねぶる」「疎よし」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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そ【疎】
- 〘 名詞 〙 ( 形動 )
- ① まばらなこと。あらいこと。大まかでざつなこと。また、そのさま。粗。
- [初出の実例]「Sona(ソナ) モノ」(出典:和英語林集成(初版)(1867))
- 「食は舂き方も疎にして料理も下手」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉五)
- ② うといこと。親密でないこと。関係のうすいこと。また、そのさま。疎遠。
- [初出の実例]「
は
視不安之㒵と云が近ぞ余説は皆疎なぞ」(出典:史記抄(1477)八)
- ③ 注意のゆきとどかないこと。おろそかなこと。また、そのさま。
- [初出の実例]「御報も批判もしみじみならず候。疎なる所々御免被レ成可レ被レ下候」(出典:正秀宛芭蕉書簡‐元祿四年(1691)正月一九日)
うとま
し【疎】
おとま
し【疎】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「疎」の読み・字形・画数・意味
疎
常用漢字 12画
[字音] ソ・ショ
[字訓] うとい
[字形] 形声
声符は疋(しよ)。もと
の俗字。のち、あらい、まばら、うといの意にこの字を用いることがあるが、上
・
通の意には用いることがない。束はものを束ねる意。その結束の
緩なることをいう字であろう。梁の簡文帝の〔初秋詩〕に「疎螢(そけい)」、〔論衡、非韓〕に「
黨疎
す」のように用いる。束ねることの疎緩であることから、疎遠・
疎の意となる。
[訓義]
1. あらい、ゆるやか、まばら。
2. とおい、いやしい。
3. うとい、おろか。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕疎 ヱレリ・ウトシ・コトハル・トホル・シル・ホル・スカス・ヒラク・トヲ(ホ)シ・ツク・ノゾク・ツクロフ・ワカツ・カムガフ・ハラフ・ウツヲ(ロ)ナリ・カヨフ・ヲソシ
[語系]
疎(
)・
shia、粗tsaは声義近く、疎略・疎忽などには疎を用いることがある。*語彙は
字条参照。
[熟語]
疎簡▶・疎忌▶・疎虞▶・疎蛍▶・疎嫌▶・疎絶▶・疎
▶・疎緻▶・疎
▶・疎野▶・疎籬▶・疎林▶
[下接語]
疎・過疎・外疎・寒疎・間疎・寛疎・簡疎・頑疎・稀疎・空疎・
疎・森疎・親疎・生疎・拙疎・扶疎・密疎・離疎・林疎
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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