疣贅(読み)ユウゼイ

デジタル大辞泉 「疣贅」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐ぜい〔イウ‐〕【××贅】

皮膚表面にできる小さく丸い角質の突起物。いぼ。

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精選版 日本国語大辞典 「疣贅」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐ぜいイウ‥【疣贅】

  1. 〘 名詞 〙いぼ(疣)
    1. [初出の実例]「子に比すれば壻はそばつらな者ぢゃほどに、人の身にとらば疣贅の如なぞ。あまりものと云心ぞ」(出典:史記抄(1477)一七)

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普及版 字通 「疣贅」の読み・字形・画数・意味

【疣贅】ゆう(いう)ぜい

いぼと、こぶ。無用のもの。〔法言、問道〕允(まこと)に天下を治むるに、禮と五とを待たず。則ち吾(われ)は・堯・を以て疣贅と爲す。

字通「疣」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の疣贅の言及

【いぼ(疣)】より

…一般に小型の良性皮膚腫瘍で,半球状に盛り上がり,表面が硬くざらざらとしているものをさし,ウイルスの感染によって起こるものや,皮膚の老人性変化によるものなどが含まれる。医学的には疣贅(ゆうぜい)verrucaと呼ばれる。
[ウイルス性のいぼ]
 ウイルスによっておこるいぼは,パポーバウイルス科に属するヒト乳頭腫ウイルスの感染によるものであるが,臨床的には以下の4種類に分類される。…

※「疣贅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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