( 1 )[ 一 ]の「源氏物語‐帚木」の例文は、河内本、湖月抄本に「をごめきて」とある。文意からは、得意になって語る、誇らかに調子づいて語る意味ともとれる。
( 2 )誘うという意味の「おこつる」や、おもに近世になって見られる「勢いづく」の意の「おこづく」との関連も考えられ、「馬鹿にする」と解釈できるところは、「調子づく、勢いづく」という意味にも解釈できる文脈が多く、次項の「おこづく」と同語源かとも思われる。→「おこ(痴)」の語誌
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...