痴愚(読み)チグ

デジタル大辞泉 「痴愚」の意味・読み・例文・類語

ち‐ぐ【痴愚】

愚かなこと。また、その人。
外形を飾らんとして却て益人を―に導くは」〈福沢文明論之概略
精神遅滞の中等度のもの。→精神遅滞

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精選版 日本国語大辞典 「痴愚」の意味・読み・例文・類語

ち‐ぐ【痴愚】

  1. 〘 名詞 〙
  2. おろかなこと。
    1. [初出の実例]「天下衲僧癡愚 邪法而今難扶」(出典:狂雲集(15C後)岩頭和尚)
  3. 知的障害で中度(IQ二〇~四九)のものを、かつて区分して呼んだ語。〔医語類聚(1872)〕

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普及版 字通 「痴愚」の読み・字形・画数・意味

【痴愚】ちぐ

愚か。

字通「痴」の項目を見る

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「痴愚」の意味・わかりやすい解説

痴愚
ちぐ

知的障害」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の痴愚の言及

【精神遅滞】より

…また,難聴によって言語の習得と知覚発達に遅れがあるものは,本来の知能は保たれているので,仮性の精神遅滞という。
[分類]
 WHOは知能指数(IQ)によって,精神遅滞を最重度,重度,中等度,軽度,境界に分けているが,伝統的には白痴,痴愚,魯鈍(軽愚)および境界に分けられる。一般に情意の障害は知的な障害ほどは目立たず,むしろ人なつこく,愛きょうがあり,すなおなことがある。…

※「痴愚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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