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moha

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説



moha

仏教用語。愚痴ともいう。事物やものの道理に関して心が混迷していて正しい判断ができないで迷う心理作用。すべての煩悩のもとになるもので,・瞋と並んで三毒 (→貪・瞋・痴 ) の一つに数えられる。また倶舎宗では六大煩悩地法の一つに,唯識宗では六根本煩悩の一つに数えられる。日本語の「ばか」はこのモーハに由来するともいわれる。

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デジタル大辞泉の解説

おこ〔をこ〕【痴/××滸/尾籠】

[名・形動]愚かなこと。ばかげていること。また、そのさま。「―の者」
「退(すさ)れ卑きもの、魔道呼わり―なり」〈露伴・新浦島〉

ち【痴/×癡】

愚かなこと。また、その人。
「聖既に多情、―固より多情」〈織田訳・花柳春話
三毒の一。無明(むみょう)であること。

ち【痴〔癡〕】[漢字項目]

常用漢字] [音](呉)(漢) [訓]おこ しれる
知恵が足りない。おろか。「痴人痴態痴鈍痴呆(ちほう)音痴愚痴
男女関係で理性を失ったさま。「痴情痴話情痴
物事に夢中になること。「書痴

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のの言及

【煩悩】より

…仏教の経論にはさまざまの種類の煩悩があげられているが,代表的なものとしては,次のような分類がある。(1)貪(とん),瞋(じん),痴(ち)の3種。(2)貪,瞋,痴,慢,疑,悪見の6種の根本煩悩と,忿(ふん),恨,覆,悩,嫉(しつ),慳(けん),誑(おう),諂(てん),憍(きよう),害,無慚(むざん),無愧(むき),惛沈(こんじん),掉挙(じようこ),不信,懈怠(けだい),放逸,失念,散乱,不正知(ふしようち)の20種の随煩悩。…

※「痴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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