普及版 字通 「癆(漢字)」の読み・字形・画数・意味
癆
17画
[字訓] いたむ・おとろえる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は勞(労)(ろう)。勞に疲労の意がある。〔説文〕七下に「鮮にて、毒を謂ひて癆と曰ふ」とあり、薬の中毒の意とする。積労によって病むことをいい、衰えの甚だしいこと。肺結核を癆(ろうがい)といい、これを伝える微生物を癆虫という。
[訓義]
1. いたむ、薬にあたっていたむ、かぶれ。
2. おとろえる、やせおとろえる。
3. 労と通用する。
[古辞書の訓]
〔立〕癆 ヒヒラク
[熟語]
癆怯▶・癆▶・癆症▶・癆傷▶・癆嗽▶・癆虫▶・癆病▶・癆剌▶・癆▶・癆痢▶
[下接語]
虚癆
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報