癇症(読み)かんしょう

精選版 日本国語大辞典 「癇症」の意味・読み・例文・類語

かん‐しょう‥シャウ【癇症・疳性】

  1. 〘 名詞 〙
  2. (かん)の病い。気のいらだつ症状。また、感情が強すぎて激しやすい性質。おこりっぽいこと。〔病名彙解(1686)〕
    1. [初出の実例]「狐つきも癇症がさまざまに問答して、『おれはどこの狐じゃ』といふのじゃ」(出典:随筆・胆大小心録(1808)一三)
  3. ( 形動 ) 病的に潔癖で少しのことでも気にかけること。潔癖症。神経質。きれい好き。癇症病み。
    1. [初出の実例]「癇症(カンシャウ)の奇麗ずき」(出典滑稽本・当世真々乃川(1785)四)
    2. 「一体疳性だから夜具蒲団抔(など)自分のものへ楽に寝ないと寝た様な心持ちがしない」(出典:坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む