癌検診(読み)ガンケンシン

世界大百科事典(旧版)内の癌検診の言及

【細胞診】より

…これは,伝統的な剝離細胞診に対して内視鏡的細胞診,穿刺細胞診と呼ばれる。このような癌の診断学的細胞診のほかに,集団検診による癌検診があり,腟分泌物を用いる子宮癌検診や,喀痰を用いる肺癌検診は,その代表的なものである。癌の細胞診が学問的に体系づけられたのは,ギリシア生れのアメリカの学者パパニコローGeorge N.Papanicolaou(1883‐1962)の研究に負うところが大きく,塗抹標本の標準的染色法としてパパニコロウ染色法が用いられ,細胞診がパパニコロウ検査とも呼ばれるのはこの理由による。…

※「癌検診」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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