白上村
しらかみむら
[現在地名]益田市白上町
高津川の支流白上川中流域に位置し、東は虫追村、北は松原村。白神とも書き、地名のいわれは白髪大明神が鎮座したことに由来するという(石見八重葎)。江戸時代の支配の変遷は持石村と同じ。古高三〇三石余、寛永一四年(一六三七)の検地高三六〇石余(万手鑑)。正保国絵図では高三〇三石で、柴草山有と注記される。村の中央は階段状の平地で、白上川は低地を流れるため灌漑用水にならず、作物は不出来であった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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