白坂宿(読み)しらさかしゆく

日本歴史地名大系 「白坂宿」の解説

白坂宿
しらさかしゆく

[現在地名]白河市白坂

奥州道中(奥州街道)の陸奥国最南の宿で、南の下野国芦野あしの宿(現栃木県那須町)まで三里四町三五間、白河宿に一里三三町(宿村大概帳)。天正一八年(一五九〇)奥羽仕置のため当地に下向した豊臣秀吉が当地を駅場と定めたと伝える(白河風土記)。寛文三年(一六六三)本陣が設置された。当時本陣・検断・問屋はすべて佐藤平次右衛門家、脇本陣は戸上家が勤めた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報