白川渥(読み)シラカワ アツシ

20世紀日本人名事典 「白川渥」の解説

白川 渥
シラカワ アツシ

昭和期の小説家 元・神戸市教育委員長;明石短大名誉教授。



生年
明治40(1907)年7月27日

没年
昭和61(1986)年2月9日

出生地
愛媛県新居浜市

本名
白川 正美(シラカワ マサミ)

学歴〔年〕
東京高師国漢科〔昭和16年〕卒

経歴
東京高師在学中から横光利一師事。卒業後、鳥取、兵庫師範などで教べんをとるかたわら作家活動を続け、昭和15年、小説「崖」が芥川賞候補に。21年4月教育界から引退、「女の三章」「風来先生」などの作品を発表。そのほか女人の館」「落雷」など。重厚、清潔な倫理感に根ざした作風で注目された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「白川渥」の解説

白川渥 しらかわ-あつし

1907-1986 昭和時代の小説家。
明治40年7月27日生まれ。横光利一に師事。昭和15年「崖」が芥川賞候補。戦後中間小説をかき,29年「野猿の言葉」が直木賞候補となる。兵庫師範教師,神戸市教育委員長,明石短大教授をつとめた。昭和61年2月9日死去。78歳。愛媛県出身。東京高師卒。本名は正美。作品はほかに「女人の館」「ここは静かなり」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「白川渥」の解説

白川 渥 (しらかわ あつし)

生年月日:1907年7月27日
昭和時代の小説家。神戸市教育委員長;明石短期大学教授
1986年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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