白油(読み)ハクユ

デジタル大辞泉 「白油」の意味・読み・例文・類語

はく‐ゆ【白油】

石油業界で、軽油灯油ガソリンなど、見た目が透明な石油精製品の総称白物。→黒油

しろ‐あぶら【白油】

白ごまから製する油。しらしぼり。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「白油」の意味・読み・例文・類語

しろ‐あぶら【白油】

  1. 〘 名詞 〙 白ごまからとった油。しらしぼり。
    1. [初出の実例]「御所灯籠通や失ふ白油〈一栄〉」(出典:俳諧・おくれ双六(1681)秋)

はく‐ゆ【白油】

  1. 〘 名詞 〙りゅうどうパラフィン(流動━)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の白油の言及

【油】より

油倉油座【小西 瑞恵】 しかし中世末には,これらの油座は特権を失い,大坂・堺の油商人に圧倒された。そのころ原料もエゴマ・ゴマからナタネへと重心が移り,さらに綿実(わたざね)も登場して,ナタネから絞った水油と綿実から絞った白油が近世の油の主流となった。江戸・大坂の需要に応ずる近世の絞油業は,まず大坂長堀川に臨む船場・島之内と天満を中心に展開し,また1705年(宝永2)摂津平野郷には綿実絞油屋が28軒を数えた。…

※「白油」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android