日本歴史地名大系 「白男川村」の解説 白男川村しらおがわむら 鹿児島県:薩摩郡宮之城町白男川村[現在地名]宮之城町白男川・泊野(とまりの)二渡(ふたわたり)村の北、南東へ流下する川内(せんだい)川支流泊野川南岸を中心に広がる。東は宮之城郷平川(ひらかわ)村、南東は同郷虎居(とらい)村、北西は泊野村。宮之城と出水(いずみ)郡高尾野(たかおの)とを結ぶ道(泊野往還)が虎居村から当村・泊野村を通り、楠八重(くすばえ)から山越えで高尾野郷柴引(しばびき)村(現高尾野町)へ通じていた。村名は白男河とも記し、「しらかわ」ともよんだらしい。明徳三年(一三九二)一二月一三日の本田兼久譲状(都城島津家文書)には山門(やまと)院の一所として「同国しらをかわのむらはんふん」とみえ、他の兼久相伝の所領とともにその嫡子かなとう丸に譲渡された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by