白粉焼(読み)おしろいやけ

精選版 日本国語大辞典 「白粉焼」の意味・読み・例文・類語

おしろい‐やけ【白粉焼】

  1. 〘 名詞 〙 白粉長期間つけているために、皮膚茶色になること。鉛などの有毒成分を含む白粉を使用していたころは、特にひどかったといわれる。
    1. [初出の実例]「綿衣(ぬのこ)襟元手拭をかけ白粉焼(オシロイヤ)けのした皺の多い顔に一ぱいの日を受けて」(出典:すみだ川(1909)〈永井荷風〉八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android