白群(読み)びゃくぐん

色名がわかる辞典 「白群」の解説

びゃくぐん【白群】

色名の一つ。JISの色彩規格では「やわらかいみの」としている。一般に、岩絵の具に用いる群青ぐんじょうを細かい粉末に砕いてできる白っぽい顔料の色。薄い群青色のこと。群青は細かく砕くほど白っぽくなる。群青の原料となる鉱物天藍石てんらんせき英名はラズライト(lazulite)という。同じ青い鉱物の青金石せいきんせきもラズライト(lazurite)で混同しがちだが欧文スペルが違う。ほかに、藍銅鉱らんどうこう、英名アズライト(azurite)も白群の原料となる。

出典 講談社色名がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android