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岩絵の具 イワエノグ

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デジタル大辞泉の解説

いわ‐えのぐ〔いはヱのグ〕【岩絵の具】

日本画に用いる鉱物質の絵の具藍銅鉱孔雀石(くじゃくせき)珊瑚(さんご)瑪瑙(めのう)などを粉にして精製して作る。群青緑青代赭(たいしゃ)など。水に溶けないので膠(にかわ)をまぜて用いる。岩物(いわもの)。

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大辞林 第三版の解説

いわえのぐ【岩絵の具】

東洋画の顔料。天然の鉱物を粉末にし、精製・乾燥させた絵の具。紺青こんじよう・群青ぐんじよう・緑青ろくしようなど。水に溶けないので、膠にかわにまぜて用いる。最近は、人工のものもある。岩物いわもの

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

岩絵の具
いわえのぐ

東洋画に用いる顔料の一種。群青(ぐんじょう)、緑青(ろくしょう)、朱(しゅ)、丹(たん)、代赭(たいしゃ)などがある。これらは、群青石、孔雀石(くじゃくいし)(緑青)のような鉱石、すなわち「岩もの」を粉末にしたもので、粒子が粗く、水に溶けないため、膠(にかわ)に混ぜて用いる。つまり膠を一種の接着剤として機能させているわけで、そのため岩絵の具には剥落(はくらく)の危険がつねに伴う。ほとんど不透明で、濃彩を施すのにきわめて有効な顔料といえる。ことにわが国で近世初期、大いに流行したいわゆる金碧障屏画(きんぺきしょうへいが)は、当時濃絵(だみえ)ともよばれたが、これはその名のように、金地に濃彩を施したもので、群青、緑青、朱などの岩絵の具を大量に使ったものである。なお近代になって、金属を酸化させて化学的に人造の岩絵の具をつくることも行われるようになり、これは天然の岩絵の具より廉価で、色相にも幅があるため、よく使われている。これらの岩絵の具に対し、藍(あい)、臙脂(えんじ)のように水に溶ける植物性の顔料を水絵の具、また同じく膠に混ぜて用いるが、黄土、朱土などを泥絵の具とよぶ。[榊原 悟]

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