白覆輪(読み)しらぶくりん

精選版 日本国語大辞典 「白覆輪」の意味・読み・例文・類語

しら‐ぶくりん【白覆輪】

太平記(14C後)六「天王寺に詣て、白鞍置たる馬、白輻輪(シラブクリン)太刀、鎧一両副て引進(ひきまいら)す」

しろ‐ぶくりん【白覆輪】

〘名〙 鞍や鞘などを、銀でふちどりしたもの。ぎんぶくりん。しらぶくりん。
※金刀比羅本保元(1220頃か)中「赤地の錦の直垂に、逆面高の鎧、てうの丸のすそ金物しげううったるが、白覆輪(シロブクリン)なるに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「白覆輪」の意味・読み・例文・類語

しろ‐ぶくりん【白覆輪】

銀覆輪ぎんぷくりん」に同じ。
「黄河原毛なる馬に―の鞍置いて乗り給へり」〈平家・九〉

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