白覆輪(読み)シロブクリン

デジタル大辞泉 「白覆輪」の意味・読み・例文・類語

しろ‐ぶくりん【白覆輪】

銀覆輪ぎんぷくりん」に同じ。
「黄河原毛なる馬に―の鞍置いて乗り給へり」〈平家・九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「白覆輪」の意味・読み・例文・類語

しら‐ぶくりん【白覆輪】

  1. 〘 名詞 〙しろぶくりん(白覆輪)
    1. [初出の実例]「天王寺に詣て、白鞍置たる馬、白輻輪(シラブクリン)太刀、鎧一両副て引進(ひきまいら)す」(出典太平記(14C後)六)

しろ‐ぶくりん【白覆輪】

  1. 〘 名詞 〙 鞍や鞘などを、銀でふちどりしたもの。ぎんぶくりん。しらぶくりん。
    1. [初出の実例]「赤地の錦の直垂に、逆面高の鎧、てうの丸のすそ金物しげううったるが、白覆輪(シロブクリン)なるに」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android