日本歴史地名大系 「白金神明社地門前町」の解説 白金神明社地門前町しろかねしんめいしやちもんぜんちよう 東京都：港区旧芝区地区白金神明社地門前町[現在地名]港区白金（しろかね）三丁目新堀（しんぼり）川（古川）南岸の低地、神明社境内の南北に位置する片側の門前町。東は白金村百姓商売家、西および北は豊後杵築藩松平（能見）家中屋敷、南は吉祥（きつしよう）院。報恩（ほうおん）寺持神明社境内のうち一九八坪余には寛文年中（一六六一―七三）頃から百姓家があったが、しだいに住人が減って空地となった。元禄一〇年（一六九七）の検地の際に除地とされ、同一四年百姓商売家が許可された。延享二年（一七四五）から町奉行支配。町内を里俗に鷺森（さぎのもり）という。昔鷺の群れが住む森林であったことによる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
