白鳥館(読み)しらとりのたち

日本の城がわかる事典 「白鳥館」の解説

しらとりのたち【白鳥館】

岩手県奥州市にあった古代から中世にかけての城。国指定史跡。大きく蛇行する北上川に突き出した台地の上に築かれていた。平安時代末期、奥六(おくろく)郡(のちの陸中、現在の岩手県を中心とした一帯)を支配した安倍氏の棟梁安倍貞任(さだとう)の弟白鳥八郎行任(ゆきとう)(または則任)の居城として建設されたと伝えられてきた城館である。安倍氏滅亡後、支配者となった清原氏の館や藤原泰衡(やすひら)の家臣の山名氏の居城となったともいわれるが、いずれも確証はない。しかし、室町時代には、葛西氏の家臣で、山名氏の後裔といわれる白鳥氏が居城としていたことは確実視されている。2004年(平成16)に大規模な発掘調査が行われ、現在、「白鳥館遺跡」として保存されている。東北自動車道平泉前沢ICから車で約5分。

出典 講談社日本の城がわかる事典について 情報

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