百坂村(読み)ももさかむら

日本歴史地名大系 「百坂村」の解説

百坂村
ももさかむら

[現在地名]金沢市百坂町

法光寺ほうこうじ村の北に位置。北陸街道が通る。「ももがさか」ともいう。正保郷帳によれば高三〇七石余、田方一八町九反余・畑方一町五反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では高二八二石、免五ツ八歩、小物成は山役三四匁(三箇国高物成帳)。寛文年間の家高数四・百姓数九(高免付給人帳)。安政二年(一八五五)の高二八七石、家数二二(うち頭振六)・人数一一八、引免一歩(「高免家数人数等書上」亀田文書)。江戸時代初頭より延宝(一六七三―八一)頃まで刑場があったといい、辺りには突のけ・ツキノキの地名が残るという(加賀志徴)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android