日本歴史地名大系 「百射山神社」の解説 百射山神社ももいやまじんじや 岡山県:総社市三輪村百射山神社[現在地名]総社市三輪三輪(みわ)山の西端、宮(みや)山の麓に鎮座する。「延喜式」神名帳の窪屋(くぼや)郡三座のうちの「百射山神社」に比定される。旧村社。祭神は大山祇命。相殿の三輪神社は大物主命、御崎神社は吉備武彦命を祀る。近世には百射山大明神または百射山天神宮と称したが、明治初年に百射山神社と改称した。当社の最初の鎮座地およびその後の社地の変遷については二説がある。すなわち一説ではもとは現都窪(つくぼ)郡清音(きよね)村・山手(やまて)村境の福(ふく)山(古名百射山)山頂にあったが福山合戦で炎上し、その後、幸山(こうやま)城(現山手村)城主石川左衛門尉が幸山山麓に再建し、さらに岡山藩の寺社整理政策の一環として、寛文一二年(一六七二)現在地に遷座・復興されたという(常盤村誌)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by