20世紀日本人名事典 「百武源吾」の解説
百武 源吾
ヒャクタケ ゲンゴ
明治〜昭和期の海軍大将 九州帝大総長。
- 生年
- 明治15(1882)年1月28日
- 没年
- 昭和51(1976)年1月15日
- 出生地
- 佐賀県
- 学歴〔年〕
- 海兵〔明治35年〕卒,海大〔大正2年〕卒
- 経歴
- 明治35年海兵卒の第30期。海軍少尉で三笠に乗組み日露戦争に参加。大正4年アメリカ駐在、6年帰国し海軍大学教官、多摩・春日各艦長、軍令部参謀、国際連盟海軍代表、第五戦隊司令官などを歴任したのち、昭和6年、軍令部次長に就任。翌7年海軍大学校長に転じ、以後練習艦隊司令官、佐世保鎮守府司令長官、艦政本部長、横須賀鎮守府司令長官を歴任し、12年大将に昇進。13年軍事参議官を経て17年予備役に。20年招かれて九州帝大総長に就任した。終始日米開戦に反対した良識派の代表ともいえる海軍軍人。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報