百銭(読み)ひゃくぜに

精選版 日本国語大辞典 「百銭」の意味・読み・例文・類語

ひゃく‐ぜに【百銭】

  1. 〘 名詞 〙百文をぜにさしにさしたもの。実際は九十六文で、百文に通用した。
    1. [初出の実例]「其後手元にありし百銭(ゼニ)をぬきて、心覚に目の子算用」(出典浮世草子好色一代男(1682)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「百銭」の読み・字形・画数・意味

【百銭】ひやくせん

かのかね。宋・軾〔王子直秀才(原)に贈る〕詩 里、雲山、一破裘 杖端に閑(しづ)かに百錢を挂(か)けて游ぶ

字通「百」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android