デジタル大辞泉
「百」の意味・読み・例文・類語
モモ(MOMO)
日本の民間企業インターステラテクノロジズ社が開発した観測ロケット。全長8.5メートル、重量900キログラム。液体ロケットであり、エタノールと液体酸素を用いる。令和元年(2019)5月4日にMOMO3号機の打ち上げ実験を実施。日本の民間企業が単独で製造・開発したロケットとして初めて宇宙空間(高度100キロメートル以上)に到達した。
[補説]名称は目標高度100キロメートルを漢数字にした「百」の訓読みに由来する。
もも【▽百】
ひゃく。また、他の語に付いて複合語をつくり、数の多いことを表す。「百枝」「百度」「百手」
「耳には寺の鐘―ばかりも」〈鴎外訳・即興詩人〉
ほ【▽百】
[語素]「や(八)」「い(五)」など、数を表す語の下に付いて何百の意を表す。現代では「やお(八百)」「いお(五百)」などのように、「お」と発音する。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ひゃく【百】
- 〘 名詞 〙
- ① 数の名。十の十倍。千の十分の一。もも。
- [初出の実例]「凡雑戸、陵戸犯レ流者、近流決杖一百、一等加三十、留住倶役三年」(出典:律(718)名例)
- ② 多くのもの。種々のもの。もろもろのもの。もも。
- ③ 銭(ぜに)百文。
- [初出の実例]「されば人出生してより毎日銭壱文づつ溜て、百より一割の利を掛て、六十歳の時は六拾貫目になりぬ」(出典:浮世草子・西鶴織留(1694)二)
- ④ 年齢の百歳。また、老齢。高年。
- [初出の実例]「すずめ百までおどりわすれぬ」(出典:俳諧・毛吹草(1638)二)
- ⑤ =ひゃくぞう(百蔵)
- [初出の実例]「百の媚手爾葉違ひの百の面(つら)」(出典:俳諧・広原海(1703)四)
- ⑥ 「ひゃくしょう(百姓)」の略。
- [初出の実例]「不細工者でお前は百かいな」(出典:歌謡・粋の懐(1862)五・大津絵節)
- ⑦ 「ひゃくさじき(百桟敷)」の略。
- [初出の実例]「女郎より芝屋の百は品がよし」(出典:雑俳・柳筥(1783‐86)二)
もも【百】
- 〘 名詞 〙 数の一〇〇。また、数の多いことを表わす。名詞・助数詞の前に直接つけたり、助詞「の」を介して名詞を修飾したりする。「百重(ももえ)」「百度(ももたび)」や「百の媚(こび)」「百の官(つかさ)」など。
- [初出の実例]「天徳二年右大臣ももの賀の屏風歌」(出典:尊経閣本元輔集(990頃))
ほ【百】
- 〘 造語要素 〙 百。「もも」が単独で用いられるのに対して、「ほ」は、何百という時に使うもので、普通、「いお(五百)」「やお(八百)」などのように「お」と発音される。〔観智院本名義抄(1241)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「百」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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