ひゃくれん【百錬】 の 鏡(かがみ)
- 幾回もみがきあげた鏡。光り輝くさまや、明白なさまのたとえにも用いる。また、中国の唐代、五月五日に揚子江上で鋳(い)て天子に献上したという伝説上の鏡。旱魃(かんばつ)の時にこれをまつれば、たちまちに雨が降るという。ひゃくれんきょう。さつきの鏡。百錬鑑。百錬。《 季語・夏 》
- [初出の実例]「眦逆に裂けて、光百練(レン)の鏡(カカミ)に血をそそぎたるが如く」(出典:太平記(14C後)二八)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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