百錬の鏡(読み)ひゃくれんのかがみ

精選版 日本国語大辞典 「百錬の鏡」の意味・読み・例文・類語

ひゃくれん【百錬】 の 鏡(かがみ)

  1. 幾回もみがきあげた鏡。光り輝くさまや、明白なさまのたとえにも用いる。また、中国の唐代、五月五日に揚子江上で鋳(い)天子に献上したという伝説上の鏡。旱魃(かんばつ)の時にこれをまつれば、たちまちに雨が降るという。ひゃくれんきょう。さつきの鏡。百錬鑑。百錬。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「眦逆に裂けて、光百練(レン)の鏡(カカミ)に血をそそぎたるが如く」(出典太平記(14C後)二八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む