精選版 日本国語大辞典 「百錬」の意味・読み・例文・類語 ひゃく‐れん【百錬】 〘 名詞 〙① 金属を何度も焼き鍛えて、密度の高い上質なものにすること。[初出の実例]「しかあれば百練の銅も陰陽の化成なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)古鏡)[その他の文献]〔西京雑記‐巻一〕② 鍛えに鍛えて一層美しくすること。きわめて洗練されていること。[初出の実例]「山中に宝殿をつくれども、朝日さらに百錬のかげをかくさず」(出典:伊勢太神宮参詣記(1342))③ ( 「ひゃくれん(百錬)の鏡」の略 ) 明月。[初出の実例]「百錬影分山惨澹、千金価踊水潺湲」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)三・八月十五夜詩〈大江匡房〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「百錬」の読み・字形・画数・意味 【百錬】ひやくれん 錬えあげる。晋・劉〔重ねて盧に贈る〕詩 何ぞ(おも)はん、百の剛 して指を繞(たわ)むるの柔と爲ることを字通「百」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報