的形村(読み)まとがたむら

日本歴史地名大系 「的形村」の解説

的形村
まとがたむら

[現在地名]姫路市的形町的形

福泊ふくどまり村の北東に位置し、東は西浜にしはま川を挟んで西浜村(現高砂市)大塩おおしお村。西は飾東しきとう八家やか村・東山ひがしやま村など。村内には小島こじま仮屋かりや鍋島なべしまふもといそ山河やまご岩鼻いわはな大鳥おおとりの集落がある。中世には的形庄とよばれた。天正一五年(一五八七)九月二四日の豊臣秀吉知行方目録(木下家文書)に「まとかた村」とみえ、木下家定は当村の五〇〇石と高外の塩四〇一石などを与えられている。慶長国絵図にも村名がみえる。正保郷帳では田方四二二石余・畑方二四七石余、ほかに大明神(現湊神社)領六石余がある。当村では製塩が盛んに行われている。正保三年(一六四六)御崎新浜みさきしんはま(現赤穂市)塩田が開発された際、招きに応じ同村に移住した一一人のなかに当村の舟曳九郎右衛門と横山甚太夫がおり、その後も寛文二年(一六六二)までに当村から六人が移住している(「播州赤穂御崎新浜村沿革略記」岡本家蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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