盗人に追い銭(読み)ヌスビトニオイセン

デジタル大辞泉 「盗人に追い銭」の意味・読み・例文・類語

盗人ぬすびとせん

盗人に物を盗まれたうえに、さらに金銭を与えること。損を重ねることのたとえ。泥棒に追い銭。

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精選版 日本国語大辞典 「盗人に追い銭」の意味・読み・例文・類語

ぬすびと【盗人】 に 追銭(おいせん)

  1. 盗人に物を盗まれたうえに、さらに銭(ぜに)をくれてやること。損をしたうえに損を重ねることのたとえ。泥棒に追銭。盗人に追いを打つ。ぬすっとに追銭。
    1. [初出の実例]「盗人におい銭の入る壁こまい」(出典:雑俳・苔翁評万句合(1751‐64))

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ことわざを知る辞典 「盗人に追い銭」の解説

盗人に追い銭

盗人に物を盗まれたうえに、金銭をくれてやること。転じて、被害にあったうえに、さらに損を重ねることのたとえ。

[使用例] 「あの女、必ず探し出してやるから」八百円という大金をだまし取られた上に、捜索費がかさんでは文字通り盗人に追銭だ、と幾江は反対したが、清造は意地になって初音のあとを追って家に出た[津村節子*青鬼灯|1968]

〔異形〕泥棒に追い銭

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