盛秀太郎(読み)モリ ヒデタロウ

20世紀日本人名事典 「盛秀太郎」の解説

盛 秀太郎
モリ ヒデタロウ

大正・昭和期のこけし作家



生年
明治28(1895)年

没年
昭和61(1986)年7月27日

出生地
青森県南津軽郡山形村温湯(現・黒石市)

主な受賞名〔年〕
全日本こけしコンクール名人位(第5回)〔昭和38年〕,現代の名工〔昭和52年〕,勲六等瑞宝章〔昭和53年〕

経歴
温湯(ぬるゆ)温泉の木地職人で、ねぶた絵やアイヌ模様など豊かな色彩と、やさしく素朴な顔で知られる“温湯こけし”の生みの親親交のあった板画の鬼才、故棟方志功画伯から「津軽美人の原点。日本一のこけし」と激賞され“秀太郎こけし”の名は全国にとどろいた。昭和53年伝統こけし功労者として勲六等瑞宝章を受章

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「盛秀太郎」の解説

盛秀太郎 もり-ひでたろう

1895-1986 大正-昭和時代のこけし作家。
明治28年11月28日生まれ。生地の青森県温湯(ぬるゆ)村(黒石市)でしゃもじ,こまなどの土産物をつくっていたが,大正3年からこけし作りに専念する。ねぶた絵やアイヌ模様をほどこした郷土色ゆたかなこけしを創作した。昭和61年7月27日死去。90歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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