目が無い(読み)メガナイ

デジタル大辞泉 「目が無い」の意味・読み・例文・類語

・い

夢中になって、思慮分別をなくすほど好きである。「日本酒には―・い」
物事のよしあしを識別する力がない。「本質を見る―・い」
よい機会や可能性がない。「優勝の―・い」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「目が無い」の意味・読み・例文・類語

め【目】 が 無(な)

  1. 心を奪われて、思慮・分別をなくすほどである。われを忘れるほどそれが好きである。
    1. [初出の実例]「大俗の検校欲に目がなくて」(出典:俳諧・瀬とり舟(1704))
  2. 正しく判断したり、見きわめたりする知恵がない。物事を的確に判断できない。
    1. [初出の実例]「二人を一所に山畑にやるとは目のないにも程がある」(出典:野菊の墓(1906)〈伊藤左千夫〉)

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