山畑(読み)ヤマハタ

デジタル大辞泉 「山畑」の意味・読み・例文・類語

やま‐はた【山畑】

山にある畑。山地の畑。

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精選版 日本国語大辞典 「山畑」の意味・読み・例文・類語

やま‐ばた【山畑・山畠】

  1. 〘 名詞 〙 山または山手にある畑。山間畑地。やまばたけ。
    1. [初出の実例]「山ばたなどにつくるきび、如何」(出典:名語記(1275)六)
    2. 「山はたに立し烟の下蕨峰にもをにも今ぞもゆらし」(出典:為重集(1380))

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改訂新版 世界大百科事典 「山畑」の意味・わかりやすい解説

山畑 (やまばた)

日本近世における地目の一つ。山方にある生産力の低い畑。太閤検地検地条目では,山畑については統一的な石盛(こくもり)をつけることはせずに,実態に応じて石盛を付すことが指示されているが,通常は下々畑よりも低い石盛がつけられた。野獣被害も大きい土地であったが,山畑とは名目ばかりで作物は植えず,薪炭の供給地として利用されたり,植林が行われた地域もあった。
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