目奈陀・赤目魚(読み)めなだ

精選版 日本国語大辞典 「目奈陀・赤目魚」の意味・読み・例文・類語

めなだ【目奈陀・赤目魚】

〘名〙 スズキ目ボラ科の海産魚。全長約一メートルに達する。ボラによく似ているが口辺赤みを帯び、眼瞼(がんけん)は発達しない。体色は背方が青く、腹方は銀白色を帯びる。各うろこの中央に濃色縦線が走る。地方によってはボラと混称し、また幼魚コスリトウブシと呼ぶ。内湾浅所から河川汽水域に生息。しゅくち。すくち。あかめ。いせごい。
俳諧・たれが家(1690)二「篝たく牛の御前の森の中〈嵐雪〉 瀬々のめなだ(胡鯉)も浮てきぬらん〈挙白〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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