縦線(読み)ジュウセン

デジタル大辞泉 「縦線」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐せん【縦線】

たての線。たてせん。⇔横線おうせん
楽譜で、小節を区切る垂直線小節線

たて‐せん【縦線】

じゅうせん(縦線)1

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精選版 日本国語大辞典 「縦線」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐せん【縦線】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 縦に引いた線。⇔横線(おうせん)
    1. [初出の実例]「眼鏡の縦線を照準点に一致せしめ」(出典:歩兵操典(1928)第五四七)
  3. 五線式楽譜で各小節を区切るための縦の線。単・複の二種類がある。小節線。
    1. [初出の実例]「縦線(ジウセン)で区画された一小区域を『小節』と云ひます」(出典:洋楽手引(1910)〈前田久八〉拍子)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「縦線」の意味・わかりやすい解説

縦線
じゅうせん
bar-line

音楽用語。譜面上に小節の区切りを示すために引かれる垂直線。小節線または単縦線とも呼ばれ,終止を示す複縦線終止線と区別される。もともとは見やすく位置をそろえるだけのものであったが,17世紀頃から音符強弱の決定にたずさわるようになる。すなわち縦線の右側は強,左側は弱である。この機能は 18~19世紀にいたるまで例外はあるが活用されてきた。一方 20世紀においては不規則におかれてアクセントを指示するか,拍子の決定しない音楽において,見やすくするための補助手段として用いられることもある。

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音楽用語ダス 「縦線」の解説

縦線[bar line]

小節線、複縦線、終止線をまとめた言い方。五線譜を縦に区切る線のこと。

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世界大百科事典(旧版)内の縦線の言及

【譜表】より

…音符や休符はこれらの線上または線間に記されるが,5線の音域を上下に3度以上越える場合は,臨時に短い加線(かせん)が加えられる。譜表に付随する記号には,このほか音部記号調号,拍子記号,縦線,複縦線,連結括弧(ブレース)などがある。音部記号によって特定の線の音高が定められ,自動的に他の線の相対音高と譜表全体の基本音域も確定される。…

※「縦線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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