すべて 

目引(読み)めひき

精選版 日本国語大辞典 「目引」の意味・読み・例文・類語

め‐ひき【目引】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 地色模様などが色あせたりよごれたり、流行遅れとなったりしたものを色揚げすること。また、はじめの模様や縞柄などが隠れないようにして染めかえること。
    1. [初出の実例]「ひがんじふん事なれば青ちゃ目引の小紋の袷に黒さん留の半ゑりをかけ」(出典:洒落本・田舎談義(1790))
  3. 手とじ製本の時に、丁合(ちょうあい)ずみのものを重ね合わせ、とじ糸のはいる穴をあけること。

ま‐びき【目引】

  1. 〘 名詞 〙 目の様子。目つき。また、目で合図をすること。めくばせ。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「みな御前のまびきにしたがひて、さしいづる人もなかりければ」(出典:古今著聞集(1254)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

すべて 

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android