目的のためには手段を選ばず(読み)もくてきのためにはしゅだんをえらばず

ことわざを知る辞典 の解説

目的のためには手段を選ばず

目的を達成するためにはどんな手段をとろうとも問題ではない。

[使用例] (しかも、それは、ひさしを借りて母屋をとる式の卑劣な方法でもって)どだい、目的のためには手段を問わないのは、彼ら腕力家の特徴ではあるが[太宰治如是我聞|1948]

[解説] 一六世紀イタリアの政治思想家マキャベリの「君主論」に見えることば「たとえその行為が非難されるようなものでも、もたらした結果さえよければ、それでよいのである」などにより、彼の思想を端的に表したことばとして俗に用いられます。

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android