目的のためには手段を選ばず(読み)もくてきのためにはしゅだんをえらばず

ことわざを知る辞典 の解説

目的のためには手段を選ばず

目的を達成するためにはどんな手段をとろうとも問題ではない。

[使用例] (しかも、それは、ひさしを借りて母屋をとる式の卑劣な方法でもって)どだい、目的のためには手段を問わないのは、彼ら腕力家の特徴ではあるが[太宰治如是我聞|1948]

[解説] 一六世紀イタリアの政治思想家マキャベリの「君主論」に見えることば「たとえその行為が非難されるようなものでも、もたらした結果さえよければ、それでよいのである」などにより、彼の思想を端的に表したことばとして俗に用いられます。

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