盲す(読み)もうす

精選版 日本国語大辞典 「盲す」の意味・読み・例文・類語

もう‐・すマウ‥【盲】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 サ行変 〙 目が見えなくなる。視力を失う。めしいる。
    1. [初出の実例]「若し実有(な)らば、願くは此の衆(もろもろ)の涙を以て彼の盲したる眼(まなこ)を洗はむに」(出典今昔物語集(1120頃か)四)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 サ行変 〙 目を見えなくさせる。
    1. [初出の実例]「唯夫れ如何にして満天下の耳を聾し眼を盲(マウ)し以て全く視聴する莫らしむる事を得べき」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉附録)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android