直視プリズム(読み)チョクシプリズム

デジタル大辞泉 「直視プリズム」の意味・読み・例文・類語

ちょくし‐プリズム【直視プリズム】

数個の三角プリズムを組み合わせ、可視光スペクトルの中央付近(フラウンホーファー線D線など)を直進させ、その他波長の光を分散させるプリズム。主に直視分光器に用いられる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「直視プリズム」の意味・わかりやすい解説

直視プリズム
ちょくしプリズム
direct vision prism

直視分光器の分散用プリズムとして使用されるもので,三角プリズムを貼り合せて,ナトリウムD線に対しては,入射と射出の方向が変らないようにし,それ以外の波長の光はその両側に分散させるようにしてある。通常フリントガラスのプリズムとクラウンガラスのプリズムとを交互に3個または5個貼り合せてつくられる。

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