直養
ちよくよう
[現在地名]姫路市駅前町・南町
姫路城南の外曲輪に位置する武家町。飾万口門の東、外堀のすぐ北側にある。昔悪疫が流行し勅命により刑部社を当地に祀ったのを勅供養といい、姫路藩主榊原忠次のときに祭をあずかる三稲荷のうちの直養稲荷が勅供養の社と考えられ、それが町名になったという説(大正八年刊「姫路市史」)や、藩主酒井家の御茶屋があり、座敷に懸けた額の題字から茶屋を直養といったところから名付けられたという説がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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