精選版 日本国語大辞典 「相助」の意味・読み・例文・類語
あい‐たす・ける あひ‥【相助】
〘他カ下一〙 あひたす・く 〘他カ下二〙 (「あい」は接頭語)
① 助力する。力を貸す。
※夜の寝覚(1045‐68頃)二「道の程も、消え入るばかり弱げにてものせらるれど、左衛門督なども、ものせられなむ。さてはえ侍るまじければ、あひたすけて、明後日(あさて)ばかりなど」
② 危難などを救う。
※太平記(14C後)五「粟の飯(いひ)橡(とち)の粥(かゆ)など取出して其の飢を相助(タス)く」
③ がまんする。しのぶ。
※源氏(1001‐14頃)若菜下「おもき病(やまひ)をあひたすけてなん参りて侍りし」
④ 互いに助け合う。
※清原国賢書写本荘子抄(1530)三「足らさるが如に謙てしかも人と相助けたりなどせず」
⑤ (①から) ある物事に、もう一つ物事が加わってその状態を強める。
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