小生(読み)ショウセイ

デジタル大辞泉 「小生」の意味・読み・例文・類語

しょう‐せい〔セウ‐〕【小生】

[代]一人称人代名詞男性自分をへりくだっていう語。多く、手紙文に用いる。「小生もつつがなく日々を過ごしております」
[補説]ふつう、自分と同等か、目下の人に対して使うものとされる。例えば、上司に「本日、小生は体調不良のため、会社を休みます」と言うと、横柄な発言と受け取られかねない。→謙譲語Ⅱ
[類語]不肖愚生小弟手前拙者自分わたくし・わたしおれわし我がはいあたくしあたしあたいあっしわらわあちき俺等おいらおら当方此方こちらこっちこちとら吾人ごじんてめえ愚輩身共それがし迂生うせい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「小生」の読み・字形・画数・意味

【小生】しよう(せう)せい

新参後輩。また、自分の謙称。〔後漢書、文苑上、黄香伝〕臣は江淮(かうわい)の賤。愚(ぐもう)の小生なり。經學行能、(さんろく)すべきもの無し。

字通「小」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android