最新 地学事典 「相当単振子の長さ」の解説
そうとうたんしんしのながさ
相当単振子の長さ
equivalent pendulum length
振子の振動を理論的に調べる場合,振子を重さのない糸でつるされた質点と考えて取り扱うのが簡単である。しかし実際の地震計の振子はそうではない。しかしその場合でも,ある長さをもった単振子に置き換えられるので心配はない。Aがこの実体振子の支点,Gを重心とする。A点のまわりの慣性モーメントをI, ふれの角度をθとすれば,Aのまわりの回転運動の式は,
Iθ̈=-M
ゆえに 
この式はちょうどI/MH=lという長さの単振子の運動方程式に等しい。このことから,このI/MHを相当単振子の長さと呼ぶ。
執筆者:三東 哲夫
参照項目:振子の振動
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

