相応う(読み)フサウ

デジタル大辞泉 「相応う」の意味・読み・例文・類語

ふさ・う〔ふさふ〕【相応う】

[動ワ五(ハ四)]
よくつりあう。似合う。
「水の美しさが、酒造に―・うのであった」〈秋声仮装人物
気に入る。
大臣おとど少し―・はぬさまにて」〈栄花・花山尋ぬる中納言〉

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精選版 日本国語大辞典 「相応う」の意味・読み・例文・類語

ふさ・うふさふ【相応】

  1. 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙 よく合う。適合する。似合う。つりあう。また、心にかなう。気に入る。
    1. [初出の実例]「ぬば玉の 黒き御衣を まつぶさに 取り装ひ 沖つ鳥 胸見る時 羽叩ぎも これは布佐波(フサハ)ず」(出典古事記(712)上・歌謡)

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