相撲節

山川 日本史小辞典 改訂新版 「相撲節」の解説

相撲節
すまいのせち

平安朝廷の年中行事として催された相撲会(すまいえ)。各地から召集した相撲人(すまいびと)を左右近衛府に分属させ,対抗戦のかたちで行われた。式日は,はじめは7月7日,のち7月下旬となった。年の後半の開始にあたり豊凶を占い豊穣を祈る年占(としうら)神事と,地方から強者を集めて天皇に奉仕させる服属儀礼との両面をもったが,のちには娯楽の意味あいが強くなる。「日本書紀」は,野見宿禰(のみのすくね)と当麻蹶速(たいまのけはや)の力くらべを相撲節の起源説話として載せる。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む